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秋まっただ中

 あっという間に、寒くなりました。

個人的にとても気に入っている、押し作品がどんどん終わってしまい…。皆さんご覧頂けたでしょうか…。
 さて、『たみおのしあわせ』が明日より公開です。
なかなかスパイスの効いた小気味よい作品です。
 なんといっても、本来いい男 のはずのオダギリジョーさんが、ちょっといただけない冴えない男 に扮している、その絶妙なはまり具合は必見です!!!

 物語はこれまた、演劇界の鬼才岩松了さんとあって、なかなかどうして な展開。
大竹しのぶさん、小林薫さんといった芸達者で強者が脇を固めるあたりが豪華で、もちろんそれを存分に生かした面白さ満載です。

 結婚してもしなくてもどのみち君は後悔することになる。ーーーソクラテス

なのかどうかは、見てのお楽しみです。是非お出掛けください。Images

 

悲報

 あまりの衝撃で一日何をしても気持ちが持ち上がりませんでした。

 市川準監督、とても素敵な方でした。次回作でまたお会い出来るのを楽しみにしていただけに、突然の訃報に、言葉がありません。

 ご冥福をこころより申し上げます。

ロケ地巡り その2

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秋晴れの中、ロケ地巡りにいってまいりました。第2弾。車を走らせる事2時間。到着したのが、嬬恋村です。

10月18日から公開予定の『ジャージの二人』、群馬県内で撮影されているんです!ワケあり親子が過ごす避暑地でのなんでもない生活、を描いたゆるゆる映画ですが、前橋・嬬恋村でほぼ撮影されたので、たくさんの方々に楽しんで観て頂く為の企画を計画中です。

 ロケ地に使われたお店や、嬬恋村フィルムコミッションさんのご協力をお願いし着々と進行中。
嬬恋村にはすでに、ロケ地巡りしませんか、ポスターや看板が至る所にありました。Blog0142_2Blog0141_2

まだ県内上映が決まっていなかったので、シネマテークたかさきでの公開を大変喜んでくださいました 大筋はまとまりました!近く、『ジャージの二人』公開記念特設ページを立ち上げます。
期間中の面白イベントや、もろもろ、順次そちらで発表していきますのでみなさましばらくお待ちください。
 昨日の私のロケ地巡りの様子はそちらの特設ページでUPする予定です。Blog0106_4

 それからひとつ。
その嬬恋巡りの後、FM軽井沢さんへ出向き上映作品の宣伝をさせて頂きました。
JR軽井沢駅にあるコミュニティ放送です。サテライトスタジオが旧軽井沢銀座のチャーチストリート内にありまして、昨日はそこでのオンエアーに参加させて頂きました。

 『連合赤軍 あさま山荘への道程』上映の時、ARATAさんに舞台挨拶にお越しいただいた際に、長野から取材に来てくださったのが縁でそれ以来とても懇意にして頂いているラジオ局さんです。取材にお越しいただいたアナウンサーの小森さんの計らいで、ほどなくしてなんと隔週でシネマテークたかさきのコーナーを取って頂くことになり。隔週月曜日の夕方5時の番組サンセットクルーズで、電話出演しているのですが昨日は思い切ってお邪魔してきました。 なんと、ほぼ番組全部をシネマテークの番宣で使わせて頂いたような…。小森さんありがとうございました!!

 軽井沢のコミュニティ放送ですので、群馬県民は聞く事が出来ませんが、皆さん軽井沢に足を運ばれた時には是非!!耳を傾けてみてください。
 長野県でシネマテークたかさきの宣伝をさせて頂けるとはすごい縁です。広がっていくのをひしひしと感じています。

 さて、旧軽井沢銀座にあるチャーチストリートはショッピングモールなのですが、そこの1Fのカフェステブレの一角にサテライトスタジオはありました。
 一人スタジオに入り、技術からトークから生放送を全部一人でされるんだそうです。小森さんだけでなく他のパーソナリティの方も全員!すごい。

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 放送が終わってから、小森さん曰く、「日本一美味しいソフトクリーム!!」をごちそうして頂きました。
びっくりしました。むちゃくちゃおいしかったです!!
夏の間だけ、ステブレで販売しているらしい<みのりや>さんのソフトクリームです。私は初めてBlog0136知ったのですが、とっても有名なお店のようでした…。

 7月から長野新幹線内で販売も始められたそうです。皆さん是非是非食べてみてください。
本当においしかったです。また、食べに行きたいと思います。




 


 
 

歩いても ごはん

 昨晩。
サプライズで届いた歩いてもごはん。

あまりに素敵だったのでアップ。Blog0076

映画館サポートスタッフのKさんからの差し入れは、トウモロコシの天ぷらと
是枝監督直伝の混ぜご飯!
おいしかった。嬉しかった。幸せだった。
映画の楽しみ方の一つですね!!
皆さんもお試しあれ。

馬と風船

 ただ今上映中の『白い馬』『赤い風船』すでにリピーターの方がちらほら、というか多いです。
昔、16ミリで見ました!と声をかけてくださったお客様も数名。当時の公開は、かなり限られた環境で、伝説の映画という話しのみを聞いていたので、まさか、35ミリプリントでしかも2本同時上映で出来るとは!感激です。
Blog0069  
 2作品とも、少年と人間ではないものとの絆を描き、人間への希望と絶望(いいすぎでしょうか…)が描かれていると感じています。
 子供たちの未来の為にその両方を描き、出来る事ならば希望を託したかったのではないかと、あんなに短い作品の中に人生と人間の哲学を見てしまった気がしました。

 赤い風船の主人公の男の子がとにかくかわいいです!アルベール監督の息子さんですが、彼は『白い馬』で主人公少年の弟として劇中に出てきます。その成長ぶりにもなんだか深い示唆があるような気さえしてしまいました。当館では制作順での上映をしていますのでそんなところも、見所です。
是非是非お見逃しなくごらんくださいませ。

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ロケ地めぐり

Dscf0037 すっかり、秋めいてしまった、と思ったのも束の間、やっぱり暑いここ数日。それでも、確実に秋の気配がしてきました。

 夏気分もそこそこで、つぎからつぎから映画がやってきます。シネマテークたかさきでは回転が早いので見逃してしまうという方も多いとは思いますが、そこはみなさま、ごめんなさい、どうにかお時間作ってお越し下さいませ。

さて。シネマテーク秋作品として一押しの県内撮影された某作品の、某ロケ地に行ってまいりました。この映画を多くの方にお届けする為に、そして楽しんで頂く為のタイアップをたくさんたくさん計画しています!!先日お邪魔した某ロケ地では、オーナーさんがとてもとても気さくな素敵な方で、映画公開のためのタイアップ企画を持ちかけたところ、『一緒にがんばりましょう!』と、大きな声で賛同して頂きました。詳細を今詰めておりますので、決まりましたらお知らせします。楽しみにお待ちください。

 来週にはさらに、ロケ地めぐりをして来ます。
そこでもいろいろに楽しい企画を実現出来るようにお話ししてきますので、本当に楽しみに期待していてください!!

全国コミュニティシネマ会議

 本日より、全国コミュニティシネマ会議なるものが、2日間の日程で仙台で開催されています。
これは、全国のミニシアターや上映団体が参加し、今現在抱えている問題点を共通理解したり、より良い上映環境を整える為に皆で一緒に考えようというものです。そもそもは、映画上映ネットワーク会議という名称でしたが、ここ数年のコミュニティシネマ構想が発展するとともに名称が変更となりました。
 毎年様々な事が話し合われ、実戦に向けていきますが、今年の最大の目玉は<シネマ・シンジケート>についてです。

 全国のミニシアター、既存映画館、地域型シネコンといった「街なか映画館」が集まり、館主が観客に見て欲しい映画を選定し、<<たいせつに>>上映していこうという取り組み、です。

 この構想をどのように実践していけば充実し、実のある物となるかということが議題となります。私も明日のみですが、参加してきます。新たな試みが、お客様へどのような形になって届くのかまだまだ試行錯誤、暗中模索段階ですが、私も頭をしぼって考えて行きたいと思います。

 シネマ・シンジケートについては追ってお知らせしていきたいと考えています。

 さて。
明日からいよいよ、『歩いても 歩いても』が始まります!!
県内独占上映です。心温まる家族映画であり、本当に本当にたくさんの方々にお届けしたい大切な大切な映画です。
日曜日には是枝監督にもお越しいただきます!是枝監督はなんと明日の全国コミュニティシネマ会議でパネリストとしてご登場になるのですが、その足で翌日はシネマテークたかさきに来て頂くという、強行スケジュール。お忙しい中、シネマテークたかさきには 是非に といってくださっての舞台挨拶です。
 13時の回はすでに定員に達しており、受付終了しておりますが、15時30分の回は若干数残っています。どうぞお早めにご予約ください。
 舞台挨拶以外ももちろん、みなさま是非是非お誘い合わせの上お出掛けください。お待ちしております。


<かろうじてつながる家族>

 23日付け、朝日新聞朝刊に上記タイトルの記事が載っていました。Gururi 
『ぐるりのこと』橋口監督、『歩いても歩いても』是枝監督、『トウキョウソナタ』黒沢監督の三作品をもって、現代の家族の肖像を見ています。
 日本映画界を担い、作家主義と枠付けされる監督たちの注目作であり、それぞれに色合いは違えど独自の作風と視点で家族を見つめ描きあげます。どれも秀逸な<映画>です。
  Aruitemoe
 シネマテークたかさきでは 『ぐるりのこと。』が終了し、土曜日からは『歩いても歩いても』が登場します。冬にはもちろん『トウキョウソナタ』も予定しています。まさしく目白押し。

 31日には是枝監督にもお越しいただく事になりました。映画にまつわるエピソードなどたくさんにお話を伺いたいと思っています。是枝監督にT0006316お越しいただくのは2年ぶりです。2006年の7月にシネマテークたかさきで、その後、玉村町自主企画実行委員会の方々が、『花よりもなほ』の上映を群馬県立女子大学で行った際にも是枝監督には群来頂きました。思えば、その時の質疑応答で、今後撮りたい作品は?と聞かれた監督がお答えになったのが<家族の物語>でした。
 四つほど頭に浮かぶ企画を次々とお話ししてくださった是枝監督が、「でも家族の物語をまず最初に撮りたいと思っています」とおっしゃった口調が、何か心にしっかりとしたある想いがあることを伝えていました。
 2年後、私たちは『歩いても 歩いても』と題されたこの温かくすばらしき映画に出逢うことになります。是枝監督にしか撮れない・表現し得ない『花よりもなほ』の後に、また違った手法である家族の物語が紡がれます。
まるで自分を見ているような、自分の親の姿を見ているような、そんな気持ちになり、この2時間を映画とともに生きた気がしました。

 多くの方のご来場を心よりお待ちしております。

つれづれなるままに

 本日『動物、動物たち』村山匡一郎氏によるスクリーントークがありました。
これまでも数度お越しいただいておりますが、今回もまたとても有意義な時間でした。村山さんの率直な『動物、動物たち』にたいする印象から話しは始まり、ニコラ・フィリベールの人となりを垣間見せるエピソードや、ドキュメンタリーとは何を持ってしてそういうのかに渡るまで、幅広くそして面白い話しをお聞かせ頂きました。映画は見た人の物であって、私もそう思う一人ではありますが、こうしてじっくりお話を聞く機会があるというのは、自分のチャンネルを更に広げる一手になります。とてもとても楽しくためになる時間でした。お越し頂いたお客様もそう思って頂けたのではないかと思います。村山さんお忙しい中ありがとうございました。お越し頂いた皆様もありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに。

 さて。本日、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』上映が終わりました。シネマテークたかさきではどうしても上映したかった作品、そしてお客様に是が非でもお届けしたい作品でした。
上映に行き着くまでに正直様々な壁にぶちあたりの上映でしたが、
多くのお客様にお越しいただけました。この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。
そして。ますます、これからも皆様にお届けしたい作品、それから望まれる作品を一つでも多く上映していきますのでどうぞお楽しみにお待ちください!

博物館の秘密

 

16日からスタートした『動物、動物たち』は、パリの国立自然史博物館の一部を大改修した際にその模様をカメラに収めたドキュメンタリーです。この映画を上映するならば!と、7月のある昼下がり、富岡にある県立自然史博物館に行ってまいりました。本当は、この上映に際して博物館の学芸員さんにお話が聞けたら楽しいかも!という目論みもあり、あわよくばお越しいただけないかとお願いに行ったわけなのですが、夏休みと言えば当然目も回る忙しさ…。ということで、願いかなわず…。
でも、久しぶりの博物館をだいぶ堪能してきました。Bild

平成8年10月に開館し、つい先日の8月8日には開館以来の入館者が200万人に達したとか…。すごい数字です…。
 今回足を運んだのがおそらく4回目、だと思うのですが常設展もしばらく行っていない間に新たな展示物も数点。時間の関係でかなり自分的には足早に見たつもりですがたっぷり1時間半かかりました。いやあ、見事。見応え十分。

 『動物、動物たち』を見た後なので尚更、今までと違った感覚で展示物を眺めることも出来ました。どれだけの人の手が、この展示の際に入っているのか、この羽1枚1枚をどうやってはりつけたのか、剥製はどうやって作られたのか修復されていったのか。昆虫たちはどうやってピンにさされたのか…。思い出しながら、まじまじと見つめていくと、物が作り出されて形になることの不思議と壮大な時間の流れに圧倒されました。
 もちろん。恐竜たちの変遷や、人間の進化、群馬の生物たちの生態も改めて勉強になりました。

 映画を観るとまず、目を引くのが動物たちがどのようにして甦っていくか、という作業だったのですが、同時に気になるのはやはり、人の姿でした。そして、実際に博物館へ行ってみて、思ったのも人の魅力。
 何度となく学芸員の方達がスタッフルームからなにやらたくさんの書類を抱えて出て来たり、足早に展示コーナーを通り抜けていく姿を目撃しました。知的なムード漂う足取りでドアをすり抜け展示室の角へと消えていきます。あのドアの向こうにたくさんの秘密が隠れているような気がして、思わずじっとその動きを見ていました。頭の中を歴史や自然や環境がうごめいているんだろうなと思うと、いつかやっぱりお近づきになりたい!いろんな話しが聞いてみたい!と、次回の上映とのタイアップをどうにかひねり出してやろうと思ったのは言うまでもありません。

  さて。映画の話しに戻りまして、この映画をもっともっと楽しんで頂きたい!と企画したのがスクリーントークです。22日の10時20分の回の上映では映画研究家の村山匡一郎さんに『動物、動物たち』を題材にお話しして頂きます。いろんな切り口で映画を楽しめること受け合いですので、是非是非この機会にご鑑賞ください。Doubutsu2

そしてお時間ありましたら、群馬が誇る自然史博物館へも是非。