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<かろうじてつながる家族>

 23日付け、朝日新聞朝刊に上記タイトルの記事が載っていました。Gururi 
『ぐるりのこと』橋口監督、『歩いても歩いても』是枝監督、『トウキョウソナタ』黒沢監督の三作品をもって、現代の家族の肖像を見ています。
 日本映画界を担い、作家主義と枠付けされる監督たちの注目作であり、それぞれに色合いは違えど独自の作風と視点で家族を見つめ描きあげます。どれも秀逸な<映画>です。
  Aruitemoe
 シネマテークたかさきでは 『ぐるりのこと。』が終了し、土曜日からは『歩いても歩いても』が登場します。冬にはもちろん『トウキョウソナタ』も予定しています。まさしく目白押し。

 31日には是枝監督にもお越しいただく事になりました。映画にまつわるエピソードなどたくさんにお話を伺いたいと思っています。是枝監督にT0006316お越しいただくのは2年ぶりです。2006年の7月にシネマテークたかさきで、その後、玉村町自主企画実行委員会の方々が、『花よりもなほ』の上映を群馬県立女子大学で行った際にも是枝監督には群来頂きました。思えば、その時の質疑応答で、今後撮りたい作品は?と聞かれた監督がお答えになったのが<家族の物語>でした。
 四つほど頭に浮かぶ企画を次々とお話ししてくださった是枝監督が、「でも家族の物語をまず最初に撮りたいと思っています」とおっしゃった口調が、何か心にしっかりとしたある想いがあることを伝えていました。
 2年後、私たちは『歩いても 歩いても』と題されたこの温かくすばらしき映画に出逢うことになります。是枝監督にしか撮れない・表現し得ない『花よりもなほ』の後に、また違った手法である家族の物語が紡がれます。
まるで自分を見ているような、自分の親の姿を見ているような、そんな気持ちになり、この2時間を映画とともに生きた気がしました。

 多くの方のご来場を心よりお待ちしております。

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