接吻
今日8日は渋谷・ユーロスペースにて、"待ちに待った"と言うべき万田邦敏監督の新作『接吻』の公開初日。大いなる期待を胸にこの映画を観た。黒沢清監督の『CURE』、青山真治監督の『EUREKA』、塚本晋也監督の『ヴィタール』、西川美和監督の『ゆれる』…。これら、ここ十年の邦画界に放たれたどのインパクトとも違う、しかしながら、それらの作品名を引き合い出すことを十分に許されるであろう紛れもない傑作であった。小池栄子が素晴らしい。あまりに筆舌に尽くし難く、観たばかりの今日の段階で具体的な言葉をもってこの作品の何たるかを表現することはできそうにない。
当館でも近日、上映を予定している。上映のその日まで、何度かここでこの作品については書かざるを得まい。
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