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転々

『転々』16日(土)から上映はじまります。

上映にあわせて、完売続出噂の「東京お散歩ルートート」を限定数販売!!

Omote Ura都内では即日完売!というこのミニトートバッグ、かわいいだけじゃなく布地もしっかりしていて使い心地もバッチリです。

どうしても欲しい方、予約はできませんので是非お早めにお求めください!

このほか、TLM.トラベルショルダーポーチ“転々”コラボモデルも販売します!色は黒・グレーの2色(写真は黒)あり。

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詳しくは公式ホームページでご確認ください。↓

http://tokyosanpo.jp/news/032/

新スクリーン

 2月4日の休館に、2階劇場のスクリーンを新設致しました。
なぜ、12月にオープンしておいて、2月に新設なのかのご説明を。

当初予定していたものの状態があまり良くないとの判断をした時点で、新設を検討したのですがなんと、現在、映画上映用のスクリーンというのは国内生産を行っていないとの事で、あれやこれやと時間がかかりました。
 そして長い長い船旅を終え、シネマテークたかさきにたどりついた、というわけです。あの大きなスクリーンどうやって運ばれてくるのかと言うと、まず一つにおられていまして、それが太巻きのように巻かれてきます。それを広げて張ります。
 プロの方に教えていただきながらシネマテークたかさきスタッフが張りました。
ピーンと張って、その後一晩おいて調整、すなわち伸びてくるのでさらに引っ張る。
技師さんの説明によると、引っ張って、冷えると縮んで、あったまるとまた伸びる。もちろんわずかですが、そうやって馴れて いくのだそうです。
 ということで、晴れて馴れて完成したきれいなスクリーンで、映画をご堪能いただけます。

それから、もう一つ。劇場のイスの高さも、調整しました。段差があまりなく見にくかった列を整えました。これもスタッフで一日がかりで行いました。

 映画を楽しむ空間を、その都度自分たちで感じながら探りながらこれからも手作りで、少しずつ整えて行きたいと思います。

 是非是非、シネマテークたかさきへ足を運んでいただけたら嬉しいです。

 皆さまの声で成り立つ映画館です。今後とも、どうぞご理解ご協力のほど、よろしくお願い致します。

休館のお知らせ

 昨年12月15日に2スクリーンになって早一ヶ月が過ぎました。
皆さまもう足を運ばれましたでしょうか。

 ご周知のとおりの特急での2スクリーンオープンだった事もあり、稼働後一ヶ月点検ならぬ、館内設備点検と補修のため2月4日(月)に一日お休みをさせて頂きます。
スタートしてみて気がついた不備な点や改良点を改善していきます。
どうぞご理解の程よろしくお願い致します。

 

私たちの幸せな時間

Img_0003 いよいよ17日から始まる『私たちの幸せな時間』。

ご鑑賞のお客様へ先着で、主演カン・ドンウォンさんの映画オリジナル・ポストカードをプレゼントします!!

当館では2週間上映いたしますので、1週ごとに違うヴァージョンのものをご用意しております!

どの絵柄になるかはお楽しみで…。

現在入院中のM・Mも泣いた…・・。という作品です。

どうぞご期待ください!

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健次、再び

Sadvacation_2  いよいよ今週末から『サッド・ヴァケイション』。『Helpless』(1996)、『EUREKA』(2000)と続く青山真治監督の北九州サーガ第3作。久しぶりに見終わってから全身が粟立つような感覚を覚えた邦画でした。初日、二日目、どのくらいのお客様がこの映画に反応していただけるだろうか、不安と期待が入り混じっています。
 それにしてもここは吹き溜まりか。間宮運送という零細運送会社の社屋に、浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、オダギリジョー、中村嘉葎雄らが働いている。『アカルイミライ』以来の浅野忠信&オダギリジョーの共演、そしてこのメンバー。どんな緊張感の中での仕事だったのか。この撮影現場の空気に触れてみたいと強烈に思わされました。
 思えば、『Helpless』という映画は僕にとっては不思議な作品でした。というのも、浅野さん演じる主人公の健次に、シンパシーをどうにも感じることができなかったにもかかわらず、見終わった後々まで健次のその後がどうしても気になったという、何だかとても奇妙な 経験をしたのです。1997年には神戸での連続児童殺傷事件が起こりました。以来、犯罪者にシンパシーを感じることが難しくなった、社会から寛容という言葉が聞こえなくなった、そんな時代の幕が開きました。11年経って、そんな健次がまた僕の目の前に現れた。そんな健次は母と再会した。そしてここには、バスジャック事件のトラウマを振り払い、一歩一歩しっかりと地に足をつけて歩みを始めた『EUREKA』の梢もいる。そして僕は、過去の傷とともに生きながらえている彼や彼女を見つめ直すことで、またもや彼や彼女と同じ時空の中に引きずり込まれていく。計算されたシンパシーなどまったく無い、虚構と現実が混ざり合う世界へ。

駐車料金3時間無料、はじまりました!

Park_4  本日11月1日より、当館で映画をご覧いただくと、立駐あらまちパークでの駐車料金が3時間まで無料となります!いよいよやってきましたよ、この日が。お車でお越しになるお客様、お待たせをいたしました。

 場所は、あら町交差点、ガスト様の裏です。24時間有人管理の営業となってますので、レイトショー上映時にも安心してご利用いただけます。早速、夜のみ1週間限定上映の『ショートバス』、『ブラッド』でご利用になってみては。チケットご購入の際に、受付窓口にて駐車券をご提示ください。

 皆様のお越しをお待ちいたしております。

立駐あらまちパーク様のサイト↓

http://www.navirun.com/detail/index_115.html

森の朝ごはん

Mori  「朝はお強いほうですか?」

 毎週日曜日の朝6:30~6:50。恒例となったこんな質問とともに、およそ2年間に渡って放送された森達也監督のラジオトーク番組・「森の朝ごはん」が10月の番組改編で終了となりました。毎回多彩なゲストを迎えてのトークでしたが、ゲストの人間味を短い時間の中で引き出してゆく進行ぶりは流石の一言でした。そして何より、ドキュメンタリー作家・森監督らしい社会性に富んだ番組づくりが面白すぎるくらいに面白かったのは言うまでもありません。終ってしまったのが何より残念…。再開を熱望しております。で、ですね。今日は、この番組の終了を残念がりつつ…、番組内で語られたいくつかのお話を取り上げたいと思います。

 作家の桐野夏生さんをゲストに迎えた回ではこんな話題が…。
「金持ちが貧乏人を臆面もなく揶揄するようになった下品な社会の中で、バブルを謳歌した人々が閉塞感の中で右往左往している。そんな時代だからこそ「所有」に代わる新しい豊かさの原理を見出すことが大切だろう。これからは「認識」するという行為がその成否の鍵を握る。つまり、それは「知る」という行為だ。」

 日本画家の福井江太郎さんの回では…。
日本画、洋画、版画、立体作品などの各ジャンルから毎年1~2作品を文化庁が買い上げるという「文化庁買上優秀美術作品」について。「平成15年度に選ばれた福井さんの縦2.4m×横10mからなる大作の買い上げ額が、わずが50万円。しかも国立美術館の独立行政法人化に伴って展示場所が無くなり、今は倉庫内で眠っている。」

 詩人のアーサー・ビナードさんの回では…。
「17年間、日本に住み続けてきたが、日本の街を彩る看板が、劇的に、信じられないくらいの早さでつまらなくなってきている。東京に限らず、日本のあちこちで同じサラ金、同じファーストフード、同じ…の看板が掲げられている。こんなにつまらないことはない。」

 さて、どうでしょう?立場的なものもあるかも知れませんが、僕にはこの番組で語られてきた様々が、映画上映が今直面している諸問題に直結しているように思えてなりませんでした。映画館で提供しているのはモノではなく、イメージ。桐野さんの言う「認識」は映画館における「鑑賞」に読み替えが可能です。そして、日本画でさえ陽の目を見ないこの国で、芸術的観点から映画というジャンルを捉えることについてもまだまだ議論が必要でしょうし、ビナードさんの看板のお話は、映画産業における行き過ぎた商業主義の問題と同じレベルにあるエピソードだと思います。

 最後に、フォトグラファーであり映画監督でもある蜷川実花さんの回。
 「写真にしても映画にしても、「0」を「1」にする仕事ではない。その点が絵画や小説とは異なる。そこには必ず写す対象、つまり客体が存在する。写真や映画は「1」を「2」に捉え直す仕事だろう。」

 映画上映の環境には、映画作品があって、お客様がいらっしゃいます。それが前提です。ですからシネマテークたかさきも「0」を「1」にする場所ではないでしょう。映画を観て何かを知る場所、映画芸術の何たるかを嗅ぎつけることができる場所、どこでも観られる訳ではない作品に触れられる場所。そういう意味で「1」を「2」にすることのできる場所であり続けたいと思います。そんなシネマテークたかさきにスクリーンがもう1つ増えることになった訳です。「2」を「3」に、そして「4」に「5」に。端的に言ってしまえば、僕らが2スクリーン目を目指す理由はそんなところにあるのだと思っております。そんなふくらみのある上映をやってみたいものです。

 森監督、2年間大変お疲れ様でした。そうそう、僕にとっての宝箱のような「森の朝ごはん」が近々本になるのだとか。発売を楽しみにしております。

前売券

劇場窓口で

9月上映作品の前売券販売開始しました!20070819124637

◇9/1~ 輝ける女たち 1,500円

◇9/8~ 赤い文化住宅の初子 1,500円

◇9/15~ ウミヒコヤマヒコマイヒコ 1,500円 (前売特典ポストカード付)

◇9/22~ 終りよければすべてよし 1,500円

◇9/22~ カート・コバーン アバウト・ア・サン 1,500円 (前売特典B3サイズポスター付 ↑)

 それぞれ、上映開始前日までの販売です。

 前売特典は劇場窓口のみです。        

 他の前売券取り扱い店では、近日中に販売の予定です。

 

                         

あしたの私のつくり方 パンフレット

 18日スタート『あしたの私のつくり方』のパンフレットは、在庫がとても少なく、シネマテークたかさきでの販売は限定20冊となります。どうぞご了承くださいませ。

 予約・取り置きはできませんので、ご希望の方はお早めにお越しいただきご購入ください。

善き人のためのソナタ

あまりにすばらしすぎて、特製ものに手を出せなかった、『善き人のためのソナタ』が7日より公開となりました。

心配をよそに、おかげさまで好調なスタートを切りました。

これは今年の洋画の中でも1・2を争う大傑作です。

お見逃しなきよう、ご覧下さい。