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それぞれの映画

先週、『ポー川のひかり』を観に、イタリア語を勉強していらっしゃるグループの方々がイタリア人の先生とご一緒に来て下さいました。午前中にお教室があって、その後、「お昼も食べないで映画に間に合うように急いで来たんですよ 」と、そろって来てくださったのです。映画を通じての、イタリア語の台詞はいかがだったでしょうか?

 また、『夏時間の庭』をご覧になったお客様が、「鳥の鳴き声がとても良かったわね」と、お帰りの際に声をかけて下さったことがありました。「好きな鳥の鳴き声だったわ」・・・と。

 ほかにも、帰りがけに声をかけていただくことが、実は結構あるのです。「すごく良かったです。ありがとう」と言っていただくことが勿論多いのですが、「ヒロインが思ったより美人じゃなかったね」とか、「さっぱりストーリーが分からなかったわ」というような時もありました。

 受付からお客様の様子を見せていただいたり、お話させていただいて、はっとさせられるときが時々あります。同じ作品であっても、ご覧になるお客様1人1人にとって、それぞれに違った楽しみ方があって、それぞれの感想を持ってお帰りになられるのかな・・・と、当たり前のことに、改めて気づかされます。もしかすると、同じ時に同じ作品をご覧になっても、楽しく笑ったり、泣いたり、怒ったり、考えさせられたり、何通りもの感想に分かれることもあるかもしれませんね。

 以前ある高崎映画祭スタッフが、シネマテークたかさきの館内にあるポスターを眺めて、こう言いました。「しっかし、贅沢な映画館だよなー。これだけの映画を東京で観ようと思ったら、どれだけのミニシアターを廻らなきゃならないか・・・」そうなのです。当館で上映する作品は、実はある意味とても贅沢なのです。様々なミニシアターで上映される、様々な国の様々なジャンルの作品を、支配人がこだわって選び抜いて、お客様にお届けしています。

 12月もロマンス、社会派、サスペンス、ラブストーリー、またマニアックなドキュメンタリー等、様々なテイストの作品がそろっています。皆様がそれぞれにお好きな作品を選んでくださって、シネマテークたかさきでの映画の時間を楽しんでくださることを願っております。メンバーズ会員の募集も12月1日から受付が始まります。そして12月4日に、開館5周年を迎えます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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