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たくさんの「想い事。」繋がりました!

Cocco_3 「大丈夫であるように~Cocco終わらない旅」上映に併せ、

みなさまから、たくさんの「想い事。」を寄せていただきました。

さまざまな想いが色とりどりに繋がりました!

お寄せいただいたみなさまありがとうございます

ご鑑賞の際、ぜひ「想い事。」コーナーへお立ち寄り下さい。

上映も残すところあと2日(3月29日まで)!

お見逃しなく!

システムに立ち向かう「卵」 ~大丈夫であるように -Cocco 終わらない旅-~

一人のcoccoファンとして、この作品が上映されるのをずっと心待ちにしていたのですが、本日やっと鑑賞することができました。

この作品を観る前から、彼女の歌やエッセイ、雑誌の特集などでその言葉に触れ、「ライブアース」のイベントでもcoccoの歌う「ジュゴンの見える丘」を聴いていたので、同じ経験をした是枝監督がcoccoをどう見せてくれるのか、観る前から非常に興味を持っていました。

是枝監督は泣きながらカメラを回したらしいのですが、その涙の理由は、理屈ではきっと説明が出来ないのかと思います。

ただ、在日米軍や六ヶ所村の原発などが象徴する強大な相手に対して、「歌」だけを武器にして、傷ついても倒れても、それでも立ち向かうcoccoの姿に心を動かされたのかもしれません。

また、是枝監督はこれまで、「誰も知らない」「花よりもなほ」など、弱者の立場に立って強者の支配する「社会」を見つめる、そんな作品を多く生み出してきました。

弱者の立場から強者を糾弾する。同じ想いを持つ二人の魂が共鳴して、この作品が生み出されたように思えます。

今年2月、小説家の村上春樹さんがイスラエルで「エルサレム賞」を受賞し、スピーチを行いました。

その中で、「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」というくだりがありました。

これは、イスラエル軍のガザ侵攻を批判した言葉だと言われていますが、映画を鑑賞している最中に、この言葉がなんども頭をよぎりました。

作中のライブで、何度もcoccoが「生きろ!」と叫ぶのですが、これは「壁」にぶち当たり、傷つきおびえ、生きる気力を無くしつつある人をなんとか救いたいという想いで絞り出した言葉なのでしょう。

強すぎる想いが、彼女自身を傷つけても、それでも歌うことをやめないcocco。

1時間47分のこの作品で、彼女の想いを感じることが出来ると思います。

ファンの方にはもちろん観ていただきたいのですが、coccoを知らない方にこそ、彼女のような「歌うたい」がまだこの日本に存在していることを、作品を通して知っていただきたいと強く感じます。

最後に。昨年亡くなったシネマテークたかさきの総支配人茂木さんも、coccoの曲をよく聴いていたようでした。

生前、この作品を見ることが出来たのかは分からないのですが、この作品をこの劇場で上映することが出来て、とてもよかったと思います。

「悪夢探偵2」塚本監督舞台挨拶

2―前作(「悪夢探偵」)では凶悪事件と今までの夢との関係ということで、サスペンスタッチというか事件を解決していこうというお話が主だったと思うんですけど。
今回は最初から悪夢探偵の、彼の本質に迫ろうという風に「2」ではそれを描きたいと思ってらっしゃったんですか?

塚本監督:最初は3部作みたいな感じ、基本編みたいな感じで、そこから先はまた自由なんですけど、3本くらいかけて最後に…お母さんの謎に接近して終ろうかなと思ってたんですけど、今回のはパート2でやろうと思ってた学校ものの怖がる女の子とかの話みたいなホラーっぽいのをやろうと思っていたのと、パート3で子供の京一、子供時代の京一が出てくるんですけど、その話は別に考えていて、それがパート3だったんですけど、お母さんまでのが。それをまぁ両方とも怖がるっていう事がテーマだったのでくっつけちゃって、1 本にしてパート2で一応基本編は終わらせ ました。

―キャスティングのところは松田龍平さんありきで、次にその相手役をお決めになるポイントはどういう風に?今回のキャラクターというところと配役の部分についてお聞かせ下さい。

監督:今回は女子中学生のヒロイン、・・・ヒロインといえると思うんですけど、それとお母さんの市川美和子さんですかね、女優としては。
三浦さんというヒロインの女の子はオーディションで。結構多くの方に来ていただいて素晴らしい方がいっぱいいらしたんですけど、その中ですごく自然な雰囲気のたたずまいと存在感があるのでぜひお願いしました。
毎回頼みに来るのは女性がいいなと思っていたので、寅さんを意識していたんで、寅次郎の毎回ヒロインが代わるみたいなイメージでいろんな女性が毎回私の夢に入ってくださいといってくるという映画にしたかったので、ヒロインは必ず居るというかんじを一応考えていました。

―ストーリーが展開していく中で、京一と韓英恵さん演じる菊川さんが出てくるんですけれども、京一の話はそこからだんだんお母さんという話になっていくというそれはさっきお母さんにたどり着ければいいなとおっしゃっていましたが、そこに菊川っていうモデルを据えたというのはなにかあるんですか?

Photo
監督:ドラマっぽい物を作ろうと思って考えて、自分も怖がりなのでイメージも良く浮かぶんですけど、だいたい書いたのが今までのホラー映画の線上にのっかているものだったので、自分としては面白がれなかったんですけども、普通にイメージしたら怖がっている人とそこに怖がらせる何か怖いものがあって、それがすごい怖くて、それを観ているお客さんと同じ目線の人がいるわけですけど、怖いものを見てそれを怖がっている人を見るほうが客観的に見て怖いという事を思いついて、その怖がっている状態の人の事を考えると妙に背筋がぞーっとするものがあったんで、そのことをよく見つめて描くといつまでも怖さを新鮮にキープしながら描くことができる感じだったんで、怖がる人っていうのをテーマでやってみたいなと思いました。

― 京一という部分とお母さんと、お父さんもですけど、物語の中に家族がどんどん入っていきます。私もボロボロとはいかなかったんですけど、まさか、悪夢探偵2でこんなに切なく泣くような感覚に陥るとは思いもしませんで、たぶんそういう方も結構いらっしゃると思うんですが、それはすごくへんな言い方ですが、狙ってた部分なのか、なんとなく描いていた時に人間の深いところとか生きていくうえでいろんな人が抱えている感情とかを表出していこうってやったのか、自然にそうなったんですか?

監督:最初に京一像を考えたときにはすごく厭世的でどうしようもない人間だったんですけど、それがシリーズごとに微妙な光明を少しずつ見出していくという骨格を考えていたので、その線にはいつものってたいとは思ってたんですけど、ただ一番最初に考えたときに京一をものすごく厭世的にするために若いときを考えていたので、すごく典型的にお母さんに子供の時に殺されそうになったことがあるっていうふうにすれば一番嫌だなって簡単に決めてしまって、どうしようと思っていたんですけど、その後にじゃあそれをお母さんいないと難しいし典型的で嫌だなと思っていたんですけど、描こうとする今は十何年も経っちゃってて、まぁ自分も子供の時に怖がりだったんですけれども、奥さんも自分の子供が怖がりなのでしっかり育てているお母さんの状態を見たりして非常に一生懸命になったりしているので共感があったりするんですけど、母親も記憶はないかもしれないですけど、自分が怖がっていたら大変だったんだなという共感もあったりして、身近にいる母親の共感が自然とその映画の中に入ってきて、自分の状況が入っているんですけど、それが自然に入るというのは、一番最初の骨格の非常にネガティブなんだけど微妙に光明を見出していくという筋にはめたいわけなので、そういう状況がうまくすーっと入ってきたという感じなんです。Photo_2

   『悪夢探偵2』絶賛上映中! 3月20日(金・祝)まで

感謝。~大丈夫であるように~

CoccoCoccoから出てくる言の葉は、とてもシンプルだけれど力強い。それが歌となって表現されると、その華奢な身体から出てくるとは思えないほどの、そう、まるで、根っこから栄養をぐんぐん吸い上げ、無数の葉を茂らせ、大きくなった木のように生命力にあふれている。
その力強さの源は、彼女を育てた沖縄という土壌にあるということをこの作品から感じとれる。そこの水を飲み、地に根を張って、そこで見たもの、出会った人が彼女を つくり、育んだのだということを。

「どうしたらよいかわからなくなる時、あっちゃんは、歌を唄うんだよ。」と彼女は云う。

ひめゆりのおばあ達のこと、六ヶ所村に暮らす少女のこと、沖縄のジュゴンのこと、彼女はそれを歌に刻み、私たちに届けてくれる。

~知らなくてごめんなさい。教えてくれてありがとう。~
彼女の姿を見ていたら、自然と「感謝。」という言葉が湧き出てきた。

3月14日(土)より公開の『大丈夫であるように。』上映期間中、シネマテークたかさきでは、劇中にも登場する「短冊」を用意します。みなさんの「想い事。」を短冊に書いて下さい!映画から何か感じたこと、Coccoへのメッセージ、是枝監督へのメッセージ、あなたの大切な人のこと、何でも構いません。あなたの「想い事。」を繋げてゆきたいと思っています。

悪夢探偵2

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本日より、『悪夢探偵2』いよいよスタートです!

前作の『悪夢探偵』公開時から楽しみにしていた続編です。続編といっても、前作を観ていない方でも楽しめる内容なので、ご安心ください。(でも、観てからのほうが一層楽しめますよ!)

初日の今日は、監督の塚本晋也さんに舞台挨拶&サイン会にお越しいただきました。そして、舞台挨拶にはたくさんのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました!

塚本監督は、シネマテークたかさきがオープンして初めて舞台挨拶にお越しいただいた監督です。シネマテークたかさきイチオシ監督作品を是非、ご覧ください!!

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今週の販売物

『悪夢探偵2』

パンフレット…600円

『ラースと、その彼女』

パンフレット…700円

『ロルナの祈り』

パンフレット…700円

ポストカード…150円

※ダルデンヌ監督作品の関連商品として

『イゴールの約束』パンフレット…600円

『息子のまなざし』パンフレット…700円

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本日より、

『マルセイユの決着(おとしまえ)』、『ワンダーラスト』の前売り券を販売開始いたしました。

各取扱店では近々販売開始予定です。

『マルセイユの決着』1500円 ポストカード付き

『ワンダーラスト』1500円 オリジナル・マドンナ・バンダナ付き

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ラースと、その彼女

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『ラースと、その彼女』 土曜日からはじまりました!

土日ともに、たくさんのお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。

リアルドールを恋人と思いこんでしまう心やさしい青年ラースと、その家族と、彼らを見守る地域の人たちの物語です。

3月13日(金)までの上映です。ぜひ、ご覧ください。

☆★:: 今週の販売物 ::★☆::★☆::★☆

『ラースと、その彼女』

パンフレット…700円(絵本のような形がカワイイ!)

『ヤング@ハート』

パンフレット…500円

『アラトリステ』

パンフレット…600円

※『バンク・ジョブ』のパンフレットは、販売元で在庫が終了した為、入荷はありません。ご了承ください。