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遅ればせながら でも 遅いことはない

 遅い遅いアップとなってしまいました。8月2日から『ひめゆり』が始まりました。

この映画の公開にはたくさんの方々の助けとご協力を頂きました。そのおかげで、初日には元ひめゆり学徒の与那覇百子さんに 劇場にお越しいただき、上映後に講演をして頂きました。素晴らしい出会いでした。会場にお越し頂いたお客様ありがとうございました。そして、この上映にご尽力頂いたIさんご夫妻、ねこさん、Sさんご夫妻、柴田監督、大兼久プロデューサー、宣伝担当の富士さん、皆さん本当にありがとうございます。すてきなすてきな上映初日でした。Dscn2307
 そして、初日2日目と、多忙を極める中でありながら、柴田監督は2日間舞台挨拶にたってくださいました。やわらかく、それでいて、言うことはっきりおっしゃる姿に一層の感銘をうけました。

 今回の上映で『ひめゆり』を観るのは3度目になりますが、百子さんと柴田監督のお話を聞きながら、改めて思った事がありました。
それは、何事にも もう遅いという事はない ということ。
それから、物事はすべて有限だ ということです。
 日常生活の中でも、つい、もう遅いな、とか今更だよな と思う事が多々あります。そういった場合大抵それを理由にやろうとしていることを止めてしまいがちですが、リミットを自分でつけてしまっている事の多さを改めて実感しました。しかしながらもちろんの事、本当に遅すぎる事はあります。物事にはすべて限度があるからです。
 自分で自分にリミットをかけない、生きる事の誠実さはそこにあるんではなかろうかと、生きる事に向き合い続けて来た百子さん、柴田監督の姿に教えて頂いたような気がしました。
 『いのちは有限なんだ。』という柴田監督の言葉がずうっと胸に残っています。

 『ひめゆり』は昨年の3月に東京で公開されました。ロードショー公開を経た作品が1年後また劇場で全国展開されていくというのは珍しいことですが、この作品はそれだけ<今を生きる>映画なのだと思います。
 経験者が経験したことを語るには想像を絶する苦しみがあると思いますが、言葉を受け取る側にも勇気がいります。双方の勇気をきちんと受けとめる為に、この作品はDVD化はされません。映画として、送り手と受けての顔がきちんと見える状態で伝えていく作品だと皆さんが認識されているからです。足を運んで映画館にお越しいただけたら嬉しいです。
 シネマテークたかさきで1週間上映しています。8月8日までです。未見の方、是非お越し下さい。一度ご覧になった方、その感想をまだ見ぬ方へお伝えください。一人でも多くの方にこの作品が、おばあちゃんたちの言葉が届くことを願っています。

 映画館での上映には、期限があります。しかしながら、もしこの作品をもっと多くの人とみたい、みせたい と思う方がいらっしゃいましたら、是非シネマテークたかさきまで、ご連絡ください。上映のお手伝いをさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

 


 
 
 
 
 
 

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