おいぬさま
この写真は 高崎市西国分町に現存するおいぬさまです!
『うちの本家の蔵に貼ってあります!』というスタッフ君が写真を撮って来てくれました。
映画の中に登場する 御嶽山のものだということがわかります。そして何度も何度も張り替えられて来た後がしっかりと…。年代を感じますね。
どうやら近年は貼り替えられていないらしい、この左上のお札も少し古いもののようだったとのこと。
ここ群馬から武蔵御嶽へと出向きお札を毎年はりかえられて来たのでしょう。
それは代が替わり、時代が変わりしていく中で毎年の行事から離れていったのかも知れません。
しかしながら、山の生き物と里の人とのかかわり合いとそれによる知恵やしきたりは
あるべくしてあったものであり、それが広く人々の生活を支えていた事は確かな事なんだと思います。
『オオカミの護符』という映画との出会いで知らなかった世界が見えて面白いと思ったのですが、やはりそれは どこかの 風習 と思うのと、
自分の住んでいるすぐそばにも同じものが息づいていたと実感した後ではまた一段と
世界が一つ深みを増したような気がしました。
まあ、単純なんですが。
歴史があるから今が存在するわけで、それを辿り知る事の楽しさを味わいました。
1週間限定ですので皆様、是非是非お見逃しなきよう お越し下さい。
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