フランス版『ウルトラミラクルラブストーリー』?!
7月4日よりシネマテークたかさきで公開の『我が至上の愛~アストレとセラドン』
本作で引退宣言をしたエリック・ロメール監督ですが、そう言わずにもう1本くらい撮ってほしいなと思いながら観てました。
というのも、草や木の葉が風にそよぐ音や、鳥のさえずり・・・
往年のロメール作品に流れて差し込む自然の音や日の光が、本作でも心地よく存在していたからです。
物語は、ローマ時代、愛し合う羊飼いのアストレとセラドン。
アストレはセラドンが浮気したと思い込み、二度と自分の前に現れないでほしいと拒絶する。
絶望したセラドンは入水自殺を図るが、一命を取り留める。
一方、アストレはセラドンが死んでしまったと思い、深い絶望におそわれていた。
絶交されても彼女に会いたいという強い気持ちから、ある方法でアストレに近づくのだが・・・
愛する強い気持ちが生んだ'ある方法'が衝撃的で、時に喜劇的(喜劇と言ってよいのかどうか・・・?)な要素も含みつつ、
おとぎ話のページをめくるような展開にいつの間にかその世界に引き込まれてしまいます。
強い気持ちが奇跡を起こす!
なんとなく『ウルトラ~』に通じるものを感じてしまいました。
今度の土曜日から公開です!ぜひご覧下さい!
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