アレックスと陽人
7月11日(土)より、 『ウルトラミラクルラブストーリー』 公開記念として、レオス・カラックス監督『汚れた血』(1986年)を上映します。
なぜ、この作品か?
横浜監督は、陽人のイメージに『汚れた血』の主人公・アレックス(ドニ・ラヴァン)を挙げている。動物っぽいという意味で、この他では千原兄弟の兄(千原せいじ)やプロスケーターのマーク・ゴンザレスだそうだ。(参考:横浜監督インタビュー・ キネマ旬報2009年6月上旬号/Switch 2009年6月号)
『汚れた血』では、孤独だったアレックスが運命の女(ひと)アンナと出会い愛を獲得する。真夜中、ラジオから流れるデヴィッド・ボウイの曲に乗せ、誰もいない町を疾走するシーン。
『ウルトラ~』では、陽人が町子先生と一緒に森を散歩し、あまりの嬉しさに森中を駆け回り、叫ぶシーンとかさなる。
両者とも、肉体の表現力が豊かであること。そこには、小難しいことは考えず本能のままに生きる力強さが宿っているのを感じる。
まさに、動物的である。
ただ、アレックスが「陰」を抱えているのに対し、陽人はとにかくまっすぐで「陽」しか見えてこない。まさにその名の通りである。
ぜひとも両者の対比を自由に楽しんでいただけたらと思います。
また、カラックスのミューズ、ジュリエット・ビノシュの若々しく壊れてしまいそうなくらいの美しさも必見!
今度の土曜日から1週間限りの上映です!
『汚れた血』の鑑賞料金は、通常よりお得な 当日1,500円/学生1,200円/会員・シニア・高校生以下1,000円
『ウルトラミラクルラブストーリー』の前売券ご提示で1,200円です!
どうぞお見逃しなく!
また、8月にも公開記念作品を上映します!お楽しみに!
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